Graviton2、AWSがサーバー向け64コアアームチップを発表
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2018年11月下旬に、 アマゾンウェブサービスは、半導体業界のダイナミックな変化を示す発表を行いました 。 ARMのCortex-72コアを16個搭載したAWSのGravitonプロセッサが、今回正式に発表されました。 チップを利用したAWSのクラウドサーバープラットフォームとその発表により、クラウド向けにARMのチップ設計が導入されました。 さて、 Amazonは、より高い計算能力を備えたGraviton2プロセッサを発表しました 。
Graviton2は、第1世代のAWS Graviton CPUに比べてパフォーマンスが大幅に向上しています
最初の世代のGravitonの発表から1年後、AWSはGraviton2と呼ばれるまったく別のチップで戻ってきました。 このチップは64個のNeoverse N1 ARMコアを備え、7 nmプロセスノードで製造され、300億個のトランジスタを搭載し、8チャネルのDDR4-3200メモリをサポートします。
Amazonは、M6g、C6g、およびR6G EC2ワークロード向けに、 Amazon EC2 M5インスタンスと比較して最大40%のパフォーマンス向上と20%のエネルギー効率を持つGraviton2プロセッサーを発表しました 。
Graviton2は、その前身を大幅に改善したものです。 ARMのNeoverse N1コアはサーバー市場向けに特別に設計されており、今年初めに発表されました。 N1 CPUはその設計をARMのCortex A76 CPUと共有しますが、インフラストラクチャ市場向けに設計されているため、主要な最適化により、NeoverseとN1 CPUの連続した反復がますます熟練するようになります。
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Gravitonと比較して、Graviton2 はあらゆる点でパフォーマンスが大幅に向上しています。 このチップは、SPECint2017、SPECjvn2008、およびMemcachedでのパフォーマンスを40%、SPECfp2017、NGINX、および非圧縮1080pからH.264へのメディアエンコーディングでのパフォーマンスを20%、ディープラーニングパフォーマンスを25%向上させます。探索的データのパフォーマンスが50%向上しました。
Graviton2の発売は、Amazonがクラウドプラットフォームに多様性を与える計画を裏付けるものです。 AWSはIntel、AMD、およびGravitonプロセッサを提供するようになりました。また、Graviton2はAWSの次世代EC2インスタンスにも搭載され、AMDおよびIntelインスタンスがすでに提供しているものと一致します。